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Volume Extractor 3.0 機能詳細

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機能詳細
画像の読込み機能
Volume Extractor 3.0 は、2次元画像、3次元画像の読み込みに対応しています。
2次元画像としては、DICOMフォーマットの他に Raw、 BMP、TIFF、JPEG のデータフォーマットの入力に対応しています。
3次元画像としては、Analyze7.5、Visualization Toolkit(VTK)、CarlZeiss、3D Viewフォーマットのデータの入力に対応しています。
ボリュームレンダリング機能
2次元画像を3次元画像として表示するボリュームレンダリングの機能として、3次元テクスチャを用いたレンダリング、 ポイントベースでのレンダリングの2種を備えています。
輝度毎に色、また透過率を設定することが可能ですので、1つの3次元ボリュームデータに対してさまざまな画像を生成することが可能です。
3D断面表示機能
3次元空間上に、任意の断面を表示します。
ボリュームレンダリング機能と組み合わせることにより、2次元画像だけでは見えてこなかった部位の情報を観察することができます。
垂直断面の他に任意角度の断面表示にも対応しています。また、その任意角度の断面上で3次元計測も可能です。
3D計測機能
3次元画像の長さや角度、面積、体積を対話的な操作で計測することができます。また、任意角度に回転させた断面上でも長さ、角度、面積を計測可能です。
部位抽出(セグメンテーション)機能
「領域拡張法」や「ヒストグラムベース」による領域の抽出が可能です。
抽出した結果を用いて3次元形状モデルを構成することで、さらにデータ活用の可能性を広げることができます。
対話処理では、スライス画像単位の塗り潰し機能、立方体・球体・円筒での3次元切り出し機能、任意形状の平面での3次元切り抜き機能がサポートされています。この3次元切り抜き機能では、3次元空間上から対話的に切り出しが可能なため、数回の切り抜きで欲しい部位のみを取り出せます。
DICOM管理ツール
エクスプローラ風のDICOM画像管理ツールです。画像の情報を元に、各個人毎に画像を管理します。 画像情報の閲覧、サムネイル表示、ドラッグ&ドロップによる画像データの読込みといった機能を提供します。
画像フィルタ機能
3D画像に対するフィルタリングを行ないます。
フィルタとして「簡易ノイズ除去」、「スムージング」、「2値化」、「濃淡反転」、「エッジ抽出」、「モルフォロジー変換」、「距離変換」、「MRI頭部画像からの大脳抽出」、「カーネルサイズの変更」、「カスタムフィルタ」などを用意しております。
3D矩形塗りつぶし機能
3D画像に対して指定した矩形範囲を塗りつぶします。
不要な部分の輝度値変更等を3次元空間上で編集処理することができます。
また、3次元空間上に編集範囲や内部のボリュームを表示するプレビュー機能を備えていますので、視覚的な操作が可能です。
スライス編集機能
1枚ずつのスライスに対する画像編集処理機能です。
「3D矩形塗りつぶし機能」よりも詳細な編集ができ、XY平面、YZ平面、XZ平面の各方向のスライスの編集が可能です。
また複数枚のスライスを同時に編集する「マルチスライスモード」を備えていますので、同じ処理を繰り返すような場合に効果的です。
さらにスライス画像単位でスプライン補間による領域指定が可能になりました。本機能により正確な抽出が可能となっています。
クリッピング機能/ヒストグラム表示機能
3次元画像を指定した領域で切出す「クリッピング機能」、画像の輝度分布を示す「ヒストグラム表示機能」を提供します。
等値面生成/編集機能
3次元のボリュームデータの輝度値の情報を元に、等値面を生成し形状モデルデータ(ポリゴンメッシュデータ)を生成します。等値面生成アルゴリズムには、改良したマーチングキューブ法や4面体格子法を選択出来ます。両方のアルゴリズムともに、等値面のすき間(穴)が発生しません。
また、生成した形状データに対して、「穴埋め/面貼り/面の削除/面の反転/エラーチェック」等の編集機能も備えています。「自動修正」機能を使用しますとワンクリックで不要なゴミや物体を取り除き、3Dプリンタ用のエラーが発生しない閉じたポリゴンモデルを作成します。(※「編集機能」は、通常版(Full)のみの機能となります)
データ出力
2次元画像、3次元画像、3次元形状フォーマットでの出力を行なうことができます。
2次元画像フォーマットとして、DICOM、Rawフォーマット、
3次元画像フォーマットとして、VDF、VOL、Analyze7.5、FLD(AVS)、
3次元形状フォーマットとして、STL、MGF、DXF、SMF、VRML、NPTS、
のフォーマット出力に対応しています。